日章電子 真空管 ( 2C-39WA) 430MHz 帯 パワー・アンプ   比較的使い易い小出力（約50W）のパワー・アンプです。 随分前に購入したものですが、一度だけ430MHzで電源をいれて試験電波を発信したことがありますが、その後QRT 。 その後倉庫のラックの奥にしまい込んで忘れ去られていたものです。   最近ではV,UHFのブースター・アンプは殆どが半導体化されてきましたが、本機は珍しい真空管を使用した旧式アンプです。 半導体アンプは確かに手軽で使い易いのですが、無理が利かないこと、スプリアスが多く発生しやすいことから、保護回路や、終段にフィルターが欠かせない・・・など難点もあります。 本機は出力こそ少な目ですが、画像から分かるように本格的なHI-Q Cavity を使った増幅回路1段で構成してありますので、スプリアスも少なく、効率も良いです。そして、全体の調整は、入力のカソード側はトリーマー2個で入力マッチング調整出来（IGメーターを見ながら最大値に合わせる。）、また、アノードの出力Cavityも全てフラッパー、トリーマーで調整可能（POメーターで最大値に調整するのみ。）な構造で、大変マニアックな造りです。   AC100V仕様ですが、DC13.5Vでも使用できるようです。（DCでの使用経験はありません）   機器テストする環境がなくなりましたので、出品に当たってのテストはありません。